これからの季節(夏)は何を着るべき?
2023/06/24
★今回のブログのポイント★
・浴衣以外の夏に着る着物
・夏着物の素材はいろいろ
梅雨に入り、じめじめした気候が続きますね。
今は単衣の季節なので、外出時は頑張って単衣を着ているのですが、、、、暑い・・・
浴衣を着たくなる皆さんの気持ち、わかります、、、
さて、単衣の季節は一般的に6月9月と言われているのですが、じゃあ真夏は何を着るの?というお話です。
実は夏には夏の着物があります。
京都では夏になると割と皆さん着ておられるのですが、着物人口が少ない他府県だとあまりなじみがないかもしれません。
夏着物は薄物とも呼ばれているのですが、今回の画像に貼っているような一見スケスケの着物なんです。
今回の画像は「絽(ろ)」という生地を載せているのですが、ご覧の通り、布に横向け隙間が空いているのでスケスケです(笑)
なので、中に着るお襦袢も丁寧に着ないと割と中のお襦袢も透けて見えます。
なおかつ、お襦袢の下のインナーにもかなり気を遣う必要があります。
なので薄物はかなり難易度高めだと勝手に思っております(笑)
でもスケスケな分、結構涼しいんですよね~☆
私の場合は真夏になると補正も入れません。ただし、補正をしない分、着物にしわが入ることが多くなるので、これまた着付けはちょっと難しくなります。。。
薄物の生地は絽のほかにも麻(あさ)、紗(しゃ)などがあります。
麻や紗は柔らかく、肌触りも良く、なんか懐かしい感じです。
また、夏はかなり汗をかくので、洗えるポリエステルの着物を着る方も多いです、
実際、私も夏物はほぼポリエステルです。
なんか汗をかいたら洗濯しないと気が済まなくて・・・(笑)
でも着心地的にはやっぱり正絹が一番ですね
ちなみに帯も着物と同じように、絽、麻、紗などがありますので、
場所や気温、シチュエーションによって選ぶ必要があります。
基本的には、日ごろから着物を楽しんでおられる方は上記のような夏着物を着ていることが多く、
外で浴衣を着ることはあまりないイメージです。
やはり浴衣はどうしても部屋着というイメージなので、外出するときは夏着物なのかなと、、、
私は本当にめちゃくちゃ暑い時(気温38度とか)に浴衣を着てお稽古に行くこともあります。
ただその場合はおたいこを結んでいくなど、カジュアルすぎないように少し気を使っている感じです。
決して外で浴衣を着ることが悪いわけではありません。
もし、「普段から着物をたしなんでいる」感を醸し出したい場合(笑)は、夏着物がおすすめです★
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