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映画【国宝】 日本舞踊家の視点から見たレビュー!

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映画【国宝】 日本舞踊家の視点から見たレビュー!

映画【国宝】 日本舞踊家の視点から見たレビュー!

2025/10/02

少し前ですが、映画【国宝】観に行ってきました。

吉沢亮さんと横浜流星さんがどんな踊りをされるのか、とっても楽しみに観に行ったんですが、

結論 

 『たった一年半のお稽古であこまで踊れるのはすごい…』

です。

 

周りの舞踊家さんも大絶賛されているのですが、ほんとにすごいと思う!!

いや、もちろん超一流のお師匠さんに教えてもらって、超一流のサポートもあって、って感じなんでしょうけど

でも俳優さんの超一流の努力がないとたった一年半であのレベルまでは普通いきませんよ。

映画とかドラマとかって、『その道の人が見たら、ん??と違和感があるポイント』って所々あると思うのですが、

この映画の踊りに関してはそういうのが全然なかった。ふつーーに、舞踊家さんが踊られているっていう感覚。

おそらく血へど吐くほど練習されたんだろうなと思います。

実際、吉沢亮さんはインタビューで

“人生をかけて作った作品”

だと仰ってましたが、本当に文字通りなんだと思います。人生をかけて演技をして、人生をかけて踊られたんだと思います。

 

本当にすごいです。もうこの一言。

 

で、ここからはただの私の解釈なので、興味のある方は読んでください笑

 

吉沢さんと横浜さん踊り方とか表情とかが違うというか、わざと違いを作られてると思うんですね。

特に踊ってる時の横浜流星さんの表情が少し微笑んでる感じに見えました。

 

お話の内容的には、

喜久雄は芸一筋、芸を磨くことや踊ること自体が喜びだった

一方、俊介は喜久雄と一緒に踊ること、競い合って高みを目指すことが楽しかった

なので、二人が二人道成寺を踊っている時、喜久雄は踊ることに集中し舞台に立てることに喜びを感じる一方で

俊介は喜久雄と踊れていることが嬉しくて楽しくて、それが微笑みとして表情や踊りに現れているように見えるのです。

 

お二人はそういう役作りをされていたのかなーと思いました。当たってるか知らんけどwww

 

役の中に踊りを入れるのか、踊りの中に役を入れるのか、どちらかはわかりませんが、

とにかく『俳優さんが踊っている』のではなく、

『喜久雄という人間が、そして俊介という人間が、踊っている』と思わされるほど

俳優さんは『その役の人生を生きていた』んだなと

映画が終わったときにふと気付き、そこがこの映画の、この俳優さんのすごさだなと感じました。

 

先日自分のお弟子さんからも

「その人の踊りをずっと観ていたいと思う人と、思えない人の踊り方の違い

(才能の違い)は何だと思いますか?」

という質問を受けました。

難しくて、奥が深くて、とても良い質問ですよね。

 

今の私なりの答えはあり、それをそのお弟子さんにお伝えしましたが、皆さんは何だと思いますか?smiley

この答えも歳をとるにつれて変わっていくのだろうと思います。

「芸」って本当に深い。「完成」がない。だからこそおもしろい。

 

皆さんもこのおもしろい世界に足を踏み入れてみませんか?

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