日本舞踊 川勝流 ちさや会

9/30の舞台を100倍楽しむための演目紹介⑤玉兎

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9/30の舞台を100倍楽しむための演目紹介⑤玉兎

9/30の舞台を100倍楽しむための演目紹介⑤玉兎

2023/09/25

今回も演目をご紹介smiley

 

―玉兎(たまうさぎ)ー

今回私がお勉強をさせていただく演目です!

 

この曲は月で兎がお餅をついているシーンから始まるのですが、皆さんはなぜ兎が月でお餅をついているのかご存じですか?

秋は、十五夜、兎、餅つき、、、みたいなイメージがありますよね。

「月で兎が餅つき」には様々な言い伝えがあるようなのですが、(それは各々で調べてもらうとしてw)

今回の演目「玉兎」は兎がお餅をついているシーンから始まり、最後も兎の姿で終わります。

そしてその途中で、こちらも日本人にはお馴染みの「カチカチ山」のお話に移行していくのです。

 

「カチカチ山」の登場人物は、兎・狸・おじいさん・おばあさんですが、

今回私はおばあさん以外の登場人物の役を一人で踊ります。

なぜおばあさんが出てこないかというと、本当の「カチカチ山」のお話ではおばあさんは狸に騙されて煮て食われるからなんです(笑)

実はめちゃくちゃシリアスな昔話・・・w

 

ということで、「玉兎」の見どころはこの二匹と一人の登場人物をどう演じ分け、お客さんにどう見てもらうかだと思っています。

正直、「ここは兎だ!」「これはおじいさんだ!」と明確に判別できる人はいないのではと思いますが(笑)、

でも今はこのシーンを演じているのかな?とか考えながら観てもらうのも一つの楽しみ方なのではと思います。

 

セリフがない分、登場人物の喜怒哀楽や性格、場面の状況や情景をすべて体で表現する。

約一年かけて「玉兎」を稽古する中で、日本舞踊って本当に舞台芸術だなぁと思いました。

そして舞台一週間前のこの時点で、やっと少し何かがつかめてきた気もします。

本当に奥が深い伝統芸能です。

 

さて、当日私の兎と狸とおじいさん役をぜひぜひ観てくださいね!!wink

 

 

 

 

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