9/30の舞台を100倍楽しむための演目紹介②鷺娘
2023/09/13
今回も演目紹介をしていきます
ー鷺娘(さぎむすめ)ー
こちらも日本舞踊の世界ではド定番の演目です
どの舞踊公演に行ってもほぼほぼ誰かが踊っているというくらい、遭遇頻度の高い曲です。
藤娘と同じように「娘」という字がついていますが、こちら藤娘とは真逆の暗ーーーい曲です(笑)
始まり方も幽霊みたいです(笑)
ただ、衣装替えはたくさんあるのでそういった意味では華やかで、見ごたえはあります。
さらに、この演目が作られたのは宝暦12年(1762年)ということで、260年以上もの歴史を持つ大変貴重な演目なのです!!!
この曲の主人公は白鷺の精で、儚い女心を表現しながら、次々と衣装を替えて華やかな踊りを見せていくのですが、最後は叶わぬ恋に苦しみ、白鷺の姿になり力尽きていく・・・
といったストーリー展開になっています。
白鷺になるって、どう表現するの??とか気になりますよね!
一曲丸々踊ると1時間近い演目になるので、一曲丸々踊りきるのか、途中で少しカットして短いバージョンで踊るのか、衣装替えは何回するのか、などなど舞踊公演によって若干調整されるので、いろんなパターンがあります。
(流派によって演出なども異なるのですが)舞台演出として雪が降ってきたり、
最後まで悲壮感漂う感じなので、他の演目とは全く違っておもしろいかと。
9/30の舞踊公演では、私と同じタイミングで師範試験を受けた康奏也ちゃんが1部の最後の方で踊られます。
時間帯的にも割と早めで見やすい時間帯なので、ぜひぜひご覧ください♡
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日本舞踊 川勝流 ちさや会
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