日本舞踊はもともと一般市民の習い事?
2022/11/23
突然ですが、皆さんは「日本舞踊」と聞いてどのようなイメージをお持ちですか?
特別な家系の人しか習えないのでは、、、
お金持ちの習い事、、、
年齢層としてはご年配の方が多そう、、、
色々あると思いますが、私が日々たくさんの方とお会いする中で上記の三つが特に多く言われる言葉です。
今となっては日本舞踊というとこのようなイメージが定着していますが、
50~70年前の日本舞踊教室は現在のイメージとは全く違って、
現代の塾やお習字教室やピアノ教室のように、近所にあって興味のある人は誰でも通える習い事だったのではないかと思います。
これは私の予想なのですが、こう考えた理由があります。
それは私が日本舞踊を教えていると言うと、多くの方が
「私のおばあちゃんも昔教えてたみたいよ」
「私の母も習ってました」
「昔、近所で日本舞踊教えてる人がいたわ」
などなど、その方自身は日本舞踊をされていなくても、”昔、周りで日本舞踊をやっている人がいた”というお声をたくさんいただくのです。
以前からブログなどでも何度も書いていますが、
「日本舞踊教室=礼儀作法やマナー、言葉遣い、集中力を養う場所」だと私は考えています。
単に踊りを習うだけではありません。
おそらく昔の方々もそのように考えておられ、日本人としての教養を総合的に身に付けさせたいと、
多くの方が子供に習わせていたのではないかと思います。
もちろん昔の日本人がみんなお金持ちだったわけではないですし、
どんな方でも通えるほどお月謝もリーズナブル
近くにあって通いやすい
生徒は子供も多い
子供から大人まで様々な年齢層の方がおられる空間で習うことで上下関係や言葉遣いも身に付けられる
これがかつての日本舞踊教室だったのではないかと。
つまり、「庶民の習い事」だったのかなと。
日本舞踊は「日本の伝統芸能」であり、「伝統」という言葉からはどうしても格式高いイメージを抱きがちですが、逆に言うと、
「格式高いもの=伝統」ではないと思うのです。
古くから続く、受け継がれてきた風習を伝統と言うそうです。
その意味で、私の日本舞踊教室を昔のような「誰でも気軽に通える場所」に育てていきたいと思っています。
もちろん、何百年と続く流派やお家柄はあり、そちらはそちらで絶対に必要です。
でもこちらもこちらで必要かなと思います。笑
というわけで長々と書きましたが、言いたかったことは
日本舞踊は塾やピアノ教室みたいに、気軽に通える場所だよ~★ということと、
そういった昔のイメージに戻していきたいな~★ということでした。(軽いw)
日本舞踊や日本の伝統、着物の着付けを学んでみたい方は、お気軽にお問い合わせくださいませ^^
最後に・・・
今回掲載している写真はブログの内容とは関係なく、つい先日実相院さんの紅葉を楽しんできました~
という写真でした笑
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